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ワイン②【東京雑学研究会編】
- ワインには赤、白、ロゼなど、いくつか種類があるが、ワイン本来の味をしっかり楽しみたいのなら、飲むときの適温も異なるという。それは一体どういうわけだろう?
人間の味覚は、温度が低くなればなるほど、甘みの感じ方がにぶくなり、渋みや苦味を強く感じるようになる。この味覚の原則をワイン本来の性質に当てはめてみれば、よくわかる。
赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの味の違いは、含まれる酸味成分(有機酸)の違いによるもの。白とロゼの有機酸は、主として酒石酸とリンゴ酸。大部分の赤ワインは、マロラクチック発酵を行って、リンゴ酸が乳酸に変わっているため、主な有機酸は酒石酸と乳酸である。
リンゴ酸は低温でおいしく、乳酸は比較的高温の方がおいしい。冷やして飲む飲料にリンゴ酸が含まれているのが多いのは、このためである。したがって、渋みのある赤ワインは、比較的高温でおいしく、白ワインは少し冷やすと、甘みが抑えられ、酸味を楽しむことができるというわけ。しかし、まろやかな味や香りを楽しみたいのなら、冷やしすぎないように注意する必要がある。ロゼワインは、白ワインと同様に考えてよいそうである。安いテーブルワインで、渋みのない軽い赤なら、冷やしてもおいしく飲める。ちなみに価格の高いワインほど、高温にするのがいいそうである。
ワインを飲む温度は、飲む人の好みで決めていいものだが、大体の範囲としては、白ワインは五~一四度、赤ワインは五~一八度、発泡性ワインは四~七度となる。
以上を参考に、気楽にワインを楽しんでみてはいかが……? 気楽な飲み方といえば、グラスにワインと少量の氷を入れて飲むのもお勧めだそうである。
§赤ワインと白ワインの適温が違うのはどうしてか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473