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ミロのヴィーナス②【東京雑学研究会編】
- 古代ギリシア彫刻の傑作、パリのルーブル美術館にあるミロのヴィーナスを知らない人はいないだろう。大理石製で、高さ二〇四センチ。両腕は失われているが、バランスのとれた美しい姿は、世界中の人々を魅了し続けてきた。
だがこのヴィーナス像、制作年代・作者など、いまだ解明されていないナゾの彫刻でもあるのだ。そして失われた二本の腕は、どんなポーズをとっていたのだろうか。
ミロのヴィーナスは一八二〇年、エーゲ海のメロス(ミロ)島で農民によって発見された。両腕は、当初からすでに欠けており、同時に発見された腕の断片らしきものも、ヴィーナスのものであるのか定かではない。
はたして、彼女の両腕はどのようについていて、どんな格好をしていたのか。これについては、いくつかの仮説があるので紹介しよう。
・右手は腰布をつかみ、左手はリンゴを持ってその手を台木に載せている。(ドイツの考古学者、アドルフ・フルトヴェングラーの説)
・台木に載せた左手にリンゴを持ち、右手に載せた鳩にそれを食べさせようとしている。(スイスのゲイッケル・サロモンの説)
・両手に勝利の花輪を持って、左手を掲げている。(イギリスの彫刻家、ベルの説)
・腰布を右手で押さえ、左手で髪の束をつかみ、水に入ろうとしている。(ポーランドの解剖学者ハッセルの説)
・軍神マルスの隣に立ち、右手でマルスの右腕を抱き、左手はマルスの肩にあてがっている。(ドイツの彫刻家、ズール・ストラッセンの説)
美と欲望の女神、ヴィーナス像の正体とは? さあ、あなたはどう推理する?
§ミロのヴィーナスの失われた二本の腕はどんな形だったのか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473