見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 ひな祭り【東京雑学研究会編】


§ひな祭りのルーツは、垢落としだった?



ひな人形を飾り、白酒や菱餅、ひなあられ、蛤のお吸い物などで女の子の成長を祝うのが、三月三日のひな祭りである。
ひな祭り成り立ちは複雑だが、古代人の垢落としも、ルーツの一つである。
旧暦の三月は、現代の四月から五月のはじめにあたり、厳しい冬が終わった水ぬるむ季節である。風呂のなかった古代社会の人々は、この季節に山野や海岸で水につかり、「浴」と呼ばれる水浴をして冬の間の垢を落とし、体を清めたのである。
この習慣は、風呂が普及したのちも、形を変えて続いていった。誘い合ってはご馳走を携えて海や山に出かけたり、河原にかまどを築いて煮炊きをし、飲食をするという楽しみとなったのである。花を眺めて野草を摘んだり、貝を拾ったりする、「山遊び」「野遊び」「磯遊び」と呼ばれる行事が、それである。
三月三日の節句や四月八日の花祭りの日に、これを行う地方が多いのは、元来は農業の始まる時期に先がけて、野山にこもって物忌みの生活を送るという意味合いのものだからである。こうして、田の祭神としての資格を身につけようとするのである。現在の私たちが楽しんでいる花見や潮干狩りも、この名残だと考えられている。
中国から伝わった上巳の行事も、ひな祭りルーツの一つである。これは、三月の最初の巳の日に、祓を行うというもので、陽数とされる奇数が重なる三月三日に行われることもあった。
さらに、日本の宮廷に古くからあった、人形によって身をなで、穢れや罪を払おうとする習慣が結びついた。ひな人形は観賞用ではなく、呪術的な役割を持っていたのである。
現代のようなひな祭りの形ができあがったのは、室町時代頃のことである。当時は上流階級だけの行事であったが、江戸時代から華やかになり、次第に民間や地方へも広がっていった。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670801
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:備品  表札  ひとり言  ヒトラー②  

   


  1. 雑学大全>娯楽>イベント    >    ひな祭り
  1. ◆「ひな祭り」の関連ワード

  2. 備品

  3. 表札

  4. ひとり言

  5. ヒトラー②


A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全