見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 トルコの風呂【東京雑学研究会編】


§本場のトルコ風呂とはどのようなものか?



アッラーの神に祈りを捧げるために身体を浄める沐浴は、イスラム教徒の日常の義務とされている。普通のバスタブを使って行われるもののほかに、浴室に暖気を満たして発汗させ、その後に身体を洗う一種の乾燥浴もある。この方法はイスラム世界のいたるところで行われていた。イスタンブールに来たヨーロッパ人がこの入浴法に目を留め、トルコ風呂と呼ぶようになったのである。
ビザンツ(東ローマ)帝国領を征服したトルコ人は、ローマ風の公共浴場の制度を残し、これと古代からオリエントで発達した入浴方法を融合させた。これが「ハンマーム」と呼ばれる、本家本元のトルコ風呂である。
ハンマームには、イスラム教モスクを思わせるような外観を持つものもある。中に入ると、まず、マスラハという広間がある。そこからバイトという温室をいくつか通り、最後にハラーラという蒸風呂に入る。構造はすべて石造りで、ドーム状の屋根を持っている。洗い場には衝立のような仕切りを設け、ブース状になっている。手荒いほどのマッサージをうけた後、マスラハにもどり、コーヒーやタバコを楽しむことができる。
浴場はジン(妖精)の好むところと考えられていて、左足から入る決まりになっている。中では、コーランを唱えないのが普通だ。女性も長時間くつろぐことが許されたので、古来、ハンマームはイスラム社会の最良のレクリエーション施設であった。
今日では、垢すりやマッサージをしてくれるのでエステ感覚で利用する人もおり、ヨーロッパやアメリカからの観光客でにぎわっている。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670700
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:トレッキング  トローチ  トルコ  ドル  

   


  1. 雑学大全>社会>宗教    >    トルコの風呂
  1. ◆「トルコの風呂」の関連ワード

  2. トレッキング

  3. トローチ

  4. トルコ

  5. ドル


A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全