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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
- 男女マーク【東京雑学研究会編】
- 例えばトイレなどの入り口に「♂」と「♀」のマークがあったとして、これが男女を表すマークであることはわかっていても、「あれ? どっちが男だっけ?」と一瞬迷ってしまう人もいるだろう。
雑誌やテレビなど、さまざまな場所に登場する、この男女の性別を表すマークは、よく見るけれど、実はちょっと難解。なぜ男が「♂」で女が「♀」なのかを理解していないと、けっこう間違いやすいのだ。
中には、その形から、「斜め四五度に起立する男性のシンボルマークが起源では?」とか、「女性の性器を表現しているのかも」などと推測している人もいるかもしれないが、このマークには全く性的意味はない。それどころか、とてもロマンチックなものから考え出されたマークなのだ。
実はこのマークは西洋占星術がもとになっている。「♂」は火星を示すマークであり、「♀」は金星。そして、火星の神様はギリシア・ローマ神話にも登場する戦いの神マルスであり、金星の神様は美の女神ヴィーナスだ。
この二人の神様が、男性と女性の象徴として採用されたわけで、マルスは戦闘を司る軍神なので、手にはいつも槍と楯を持っており、「♂」のマークは、槍と楯を合体して記号化したもの。ヴィーナスは美の神様だから、手にはいつも鏡を持っていて、それが「♀」という形で記号化されたのだ。
こうして理由を知ってみると、突然覚えやすくなったはずだし、このマークにも親しみが湧くというものである。
ちなみに、このマークを考え出したのは、スウェーデンの植物学者リンネである。一七五三年のことで、実はこのマークは二〇〇年以上も前から存在している歴史あるものだったわけである。
§男マーク「♂」と女マーク「♀」は何に由来するのか?
【出典】 |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全
- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473