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水族館②【東京雑学研究会編】
- 水族館には、さまざまな海の魚がいる。海の近くに水族館がある場合はそう問題はないだろうが、例えば池袋のサンシャインなど、都心にも水族館は存在している。こういう場合には、この海水は一体どこから持ってくるのであろうか?
水族館が建設されるとき、まず最初に考えられるのが良質な水の確保方法である。
淡水の場合は、水道水を利用したり、地下水を利用したりするのでたいした問題はないのだが、海水はけっこう大変だ。
実は、水族館では汚染されていない質のよい海水を必要とするために、ポンプでくみ上げられている。生活排水や工業用排水もあって、海水もどこのものでもいいというわけではない。大きな川が流れこむような場所だと、塩分が薄められているために、魚の飼育には適していない。
そういう意味では、くみ上げるといってもそう簡単なことではない。砂浜などはパイプを通すといっても、砂が入らない工夫が必要なので、なかなか苦労があるようだ。多くの場合は、岩場にパイプを通してくみ上げられている。
採水はなかなか大変な作業なので、中には、海のそばにあっても、何十キロも離れた外洋まで、海水をくみにいっている場合もある。
内陸にある水族館の場合には、当然、これと同じように海水をくみ、船や給水車を用いて水族館に運ばれ、使用されている。その手間たるや大変なことなので、濾過槽を使用して、海水を再生して何度も使っているのである。
どうしても海水が確保できない場合には、淡水と塩を使って、人工海水を作っている場合もある。
§水族館の海水はどのように持ってくるのか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473