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水族館①【東京雑学研究会編】
- 生き物にとって、避けて通れない問題が死ということである。水族館の魚もその例外ではない。では、水族館では死んだ魚をどうしているのだろうか。
水族館が魚を飼育する目的は展示だけではない。その生態を研究するためである。
まず、死んだ魚が出た場合には、その処理は死因を調べることから始まる。それが伝染病や寄生虫だった場合には、まだ生きている魚にも悪影響が及ぶためにすぐ処置することが必要となるのだ。魚が死ぬ原因は病気だったり、ほかの魚に傷つけられたりとさまざまなので、まずはその原因の特定が先決となる。
調査は、傷の観察から始まり、細菌検査、寄生虫検査、解剖などと徹底的に行われる。このときに、体調や体重、オスメスの区別、成熟具合なども調べて、飼育データや生物学的資料とするのである。なるほど、生態の研究は死んだ魚にも及ぶわけである。
その後、死んだ魚は一部標本などに保存されるほかは、大半はゴミとして棄却されてしまう。
多くの魚が飼育されているだけに、この処理もいたしかたのないことであろう。残念だが、それが実情のようである。
§水族館で死んだ魚はどうなるのか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473