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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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- ゲーテ【東京雑学研究会編】
- ゲーテはドイツの詩人、小説家、劇作家、自然科学者、美術研究家として多彩な能力を発揮した。ワイマール公国の要職につく政治家でもあった。
日本では明治時代前半、ゲーテの作品はイギリス経由で流入していた。
一八九九(明治三二)年に『国民の友』に森外が直訳して掲載した「ミニヨン」が評判を呼び、この後、ゲーテの文学は外のほか、国木田独歩、島崎藤村などにヒューマニズムの側面から大きな影響を残した。
ゲーテは一八三二年、ワイマールで没したが、彼の最期の言葉「もっと光を」は文豪ゲーテに相応しい意味深さを持つ逸話として語り継がれている。
でも実はゲーテがこの言葉を言ったのは死ぬ三〇分も前だった。さらに「もっと光を」と言ったのは、特に哲学的な意味を込めてではなく、単に部屋が暗かったから、「もっと光がはいるように鎧戸を開けなさい」と言ったのが真実だ。
ゲーテの本当の最期の言葉は、息子アウグストの妻オッティリエに言った言葉「ここにおいで、私の娘、私の手を握っておくれ」。
そしてゲーテは、息子の妻の手を握って息絶えたのだ。
けれども、なぜ実の息子の手を握るのではなく、その妻の手を握って死んだのか?
オッティリエを実の子のように愛していただけなのか、それとも死に瀕しても若い女性の手を握りたかっただけなのか。「もっと光を」という言葉以上に考えるほどに訳のわからない不可解なエピソードだ。
§「もっと光を」と言い遺したゲーテの真相
【出典】 |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全
- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473