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 クローン人間【東京雑学研究会編】


§クローン人間はもとの人間と完全に同じ人間になるのか?



クローンとは、ギリシア語の「植物の小枝」を意味する言葉であるが、最近では、もとのものと同じ遺伝情報を持つ個体、細胞、遺伝子としてよく知られるようになった。
クローンの例としては、挿し木や取り木で増えた植物、培養器の上で一個の細胞が分裂して増えた細胞群、特定の遺伝子コピーなどがある。同じ遺伝子を持つという点では、一卵性双生児もたがいにクローンと言える。
動物では、一九八〇年代、分裂した受精卵のそれぞれの割球から複数のクローンを作れるようになった。
クローンという言葉が特に注目されるようになったのは、体細胞クローン羊「ドリー」が、イギリスで作られてからであろう。成長した羊の乳腺細胞を使い、もとの羊と遺伝情報が全く同じ羊を世界ではじめて作ったのである。
その後、体細胞クローン牛、体細胞クローンマウスもできた。クローン人間を作ることは法律で禁じられているが、技術的には可能だと言われている。
クローン人間というのは人間の複製のことだが、もしそれができたら、もとの人間と全く同じになるだろうか。
答は「NO」。クローン人間が誕生するときは、もとの「親」との間に、年齢差が生じている。ということは、育つ環境が違っているということだ。
遺伝子が同じなので容姿や素質は同じでも、人格、知性、才能、考え方などは、遺伝よりも環境により左右されるという。同じ環境で同じ親に育てられた一卵性双生児クローン人間同士)ですら、育つにつれて違いがでてくるのだから、年齢差のあるクローン人間なら、違って当然ということになろう。
ちなみに、人格、非行率、信念などと遺伝の関係を調べた結果では、遺伝の影響を受けるのは、三~四割という。つまり、六~七割は環境に左右されているのである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

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  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










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