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アベノミクス【あべのみくす】
- 【概要】
自民党・安倍晋三総裁の経済政策の俗称で、安倍総裁の名前とエコノミクス(経済学)を掛け合わせている。
日本経済を苦しめるデフレ・円高を克服するため、物価を2%上げる目標(インフレターゲット)を掲げ、日本銀行が市中のお金を増やすといった金融緩和を大胆に行うなどの景気刺激策を掲げている。日銀は当初慎重だったが、2012年12月16日の総選挙で自民党が大勝。政権返り咲きが決まったことを受け、新政権と日銀で安倍氏の考えを盛り込んだ政策協定(アコード)を結ぶことになる見通しだ。
安倍氏は26日の特別国会で首相に指名される。
【解説】
安倍総裁の経済政策がクローズアップされた契機は、衆院解散翌日の12年11月17日の遊説先での発言を巡る報道だ。安倍氏が日銀による建設国債の買い取りを訴えたところ、市場を介さず直接買い取る「禁じ手」を視野に入れているかのように一部で受け取られた。
実際は市場を通じた買い取りを主張していたが、日銀の白川方明総裁が一般論として直接買い取りを批判するなど、結果的には総選挙の論点として注目を集め、以後、「アベノミクス」という言葉がメディアで躍るようになった。
自民党の大勝が決まった後、株価が一万円台に回復するなど「アベノミクス」への期待感が高まっているが、「大胆な金融緩和は悪政インフレを招くという慎重論も根強い」(12年11月26日、朝日新聞・WEBRONZA)。
政治家の名前とエコノミクスを掛け合わせた俗称としては、80年代米国のレーガン政権時代の「レーガノミクス」が知られる。レーガン大統領は、停滞していた米国経済の浮揚策として、大規模減税や規制緩和、軍事費増強などに着手。しかし財政赤字と貿易赤字の「双子の赤字」を招いた。

【出典】![]() |
時事用語のABC(著:時事用語ABC編集部) 「 時事用語のABC 」 |
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- 【辞書・辞典名】時事用語のABC[link]
- 【出版社】Ea,Inc.
- 【編集委員】時事用語ABC編集部
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