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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
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・先負
・十支:庚(かのえ)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
ロインそろい踏み【ろいんそろいぶみ】
- 牛肉の最高級部位「ロース」の名は、英語のroast(焼く、炙るの意)から来ている。つまり、肩から腰にかけての背側の肉が、焼いたり炙ったりに向いていることからroast=ロースと呼ばれるようになった。
英語ではこの部位をloin(ロイン=腰)という。リブロースのほか、Sirloin=サーロインやTenderloin=テンダーロインがこれに当たる。この2つのロインについて、以下にエピソードを少し。
まずSirloin。たかがお肉に、ナイトの称号である「サー」が冠せられているのだから、さぁ大変。17世紀前半の英国、ジェームズ一世治下のころ。国王主催のパーティで、賓客に供された牛肉のステーキが大好評を博した。気をよくした国王は、この牛肉(当然ロインだったはず)に「汝にサーの称号を与える」と宣言して、満座の大喝采を浴びたという。遠い昔の、ちょいとしゃれたお話。
そしてTenderloin。これはヒレ、またはフィレ(filet、仏語)のこと。とにかく働かない筋肉だから、tender=やわらかい、とあるように、牛肉ではもっともやわらかい部位の一つ。18~19世紀のヨーロッパで辣腕外交官として鳴らし、ロマン派に大きな影響を与えた作家でもあったフランス貴族・シャトーブリアン。彼はヒレでも特にテンダーな芯の肉を好み、彼にちなんでこの部位がシャトーブリアンと呼ばれるようになったという。
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京書籍出版編集部) 「 焼肉手帳 」 |
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この言葉が収録されている辞典 |
焼肉手帳

- 【辞書・辞典名】焼肉手帳[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京書籍出版編集部
- 【書籍版の価格】1,512
- 【収録語数】198
- 【発売日】2009年7月
- 【ISBN】978-4487803408