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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
パーキングエリアとサービスエリア②【ぱーきんぐえりあとさーびすえりあ】
- 高速道路ができた当初のPA、SAは、トイレや食事など人間の生理的欲求を満たすためだけの、単なる休憩所にすぎなかった。だが最近は、それだけでは満足できなくなったのか、従来の設備に加え、コンビニエンスストアやドラッグストア、コインランドリー、ファックスサービス、それに宿泊施設やヘリポートまで備えたSAが現れている。これだけ揃っていても、まだ時代の欲求に応えられないとでもいうのか、ハイウェイオアシスという施設まで各地で誕生している。
ハイウェイオアシス? まだ耳慣れない用語だが、テーマパークのミニ版とでもいえばよいだろうか。その地域の特色を活かした文化施設を中心に、レクリエーション機能、ショッピングモール、都市公園などを備えた一大レジャーゾーンなのだ。PAやSAと直結し、高速道路から外へ出ることなく、これらの施設が利用できるというのが大きな魅力である。高速道路とレジャー施設とが一体となって、その地域の活性化にも貢献する。それがハイウェイオアシスの構想理念で、一九九〇(平成二)年にオープンした徳光PA(北陸自動車道)のハイウェイオアシスを手始めに、全国各地で建設されつつある。
今や高速道路は、物資の輸送や人の移動など、交通目的にだけ利用するものではない。高速道路で時間と距離を稼ぐ、いわゆる目的地に到達するための手段だとする考えはもう古いのかもしれない。高速道そのものがレジャー施設の一部なのであり、その延長線上にハイウェイオアシスがあるとでもいえようか。高速道路を豪快に走り、ハイウェイオアシスで休日のレジャーを満喫、そして再び高速道路でわが家へ。こういった休日の楽しみ方が、これから増えてくるのかもしれない。
ハイウェイオアシスの時代がやってくる?
【出典】![]() |
日本実業出版社(著:浅井 建爾) 「 道と路がわかる事典 」 |
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道と路がわかる事典について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
道と路がわかる事典

- 【辞書・辞典名】道と路がわかる事典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】浅井 建爾
- 【書籍版の価格】1,620
- 【収録語数】255
- 【発売日】2001年11月
- 【ISBN】978-4534033154