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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
パーキングエリアとサービスエリア①【ぱーきんぐえりあとさーびすえりあ】
- インターチェンジとともに、高速道路になくてはならない施設に、パーキングエリア(PA)とサービスエリア(SA)がある。高速道路は、一般道路のように信号で止まることもなければ、路肩に車を止めて休憩するということもできない。高速道路での連続運転は、一般道路よりもはるかに疲労度が高い。変化の乏しい殺伐とした道路を走り続けてきたドライバーたちにとって、PAやSAは唯一身体を休めることのできるエリアなのである。
PAは駐車場、トイレ、売店など、必要最小限のものを備えた施設で、一〇~二五km間隔で設置することが義務づけられている。SAは、その名称からもわかるように、高速道路の利用者にサービスを提供する施設で、PAより規模が大きい。レストランやガソリンスタンドなども設けられており、高速道路から外へ出ることなく用を済ませ、目的地までたどり着くことができる。五〇~一〇〇km間隔で設置されているのが普通である。
わが国には、温泉が湧いているという珍しいSAもある。中央自動車道の諏訪湖畔にある諏訪湖SAがそれで、日本で初の温泉浴場「ハイウェイ温泉諏訪湖」があることで知られている。ドライバーたちにとってはまさに天国、何よりのご馳走である。東京から名古屋まで、この温泉でひと風呂浴びたいがために、東名高速を敬遠して中央自動車道を利用するドライバーもいるという人気ぶり。まさに砂漠の中のオアシスといった感さえあるのだ。
諏訪市には、このほかにも日本一高くまで噴き上げる間欠泉があるし、駅のプラットホームには世界初の露天風呂がある。それに温泉植物園もありと、まさに町中から温泉が湧いている温泉一色の観光都市である。
高速道路で温泉気分SAにお湯が湧く
【出典】![]() |
日本実業出版社(著:浅井 建爾) 「 道と路がわかる事典 」 |
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道と路がわかる事典について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
道と路がわかる事典

- 【辞書・辞典名】道と路がわかる事典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】浅井 建爾
- 【書籍版の価格】1,620
- 【収録語数】255
- 【発売日】2001年11月
- 【ISBN】978-4534033154