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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
沢山の本を読むことで人びとの考えの矛盾に驚き考えがきまらなくなる人があるなら本も沢山読まないがよ
- 【名言名句】
沢山の本を読むこ
とで人びとの考えの矛盾に驚き考えがきまらなくなる人があるなら本も沢山読まないがよいわれらが本を沢山よむのはつまり、自己発見のためである
【解説】
多くの本を読むのは、著者の考えを丸ごと取り込むためではない。自分なりに消化して、そこから必要なものを精神的な糧としたり、知識を教養として身につけるためである。それが自己を形成して、自分を発見することへとつながるのだ。そのためには、ただ読むだけではなく、きちんとした批判眼をもつことが必要だろう。
いろいろな考え方があるのは当然であり、その多様性に考えを揺さぶられるようでは自分に資することにはならない。それよりは、数は少なくともじっくりと読んで、内容や著者の考え方を評価する眼を養うほうがよい。それを繰り返すことで自分の価値基準や考え方がしっかりと定まってくる。
そうなれば、多くの本を読んでも自分がぶれることはなくなるだろう。
【作者】武者小路実篤
【生没年】1885~1976
【職業】作家
【出典】『希望と回想』
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:尽く書を信ずれば、則ち書無きに如かず 同気相求む書は急ぎて読むの必要なしむしろ我れと直反対なるを繙くべし他山の石のためしなり 私は教師ではなく道を尋ねられた同行者である 教師はすべてを知っているのではなくむしろ知らない部分についてのより多くの自覚を持っている者なので
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名言名句の辞典について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141