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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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智はときに深く秘せられねばならない
- 【名言名句】
智はときに深く秘
せられねばならない
【解説】
備中高松城を水攻めにしている羽柴秀吉の陣に、織田信長が本能寺で死んだ、という報が届く。秀吉の軍師黒田官兵衛は「殿が天下をとられる千載一遇の好機」と進言した。
「この一言は、官兵衛の生涯をあやまったといっていい。官兵衛は智がありすぎ、その智を若さが、つい誇り顔に舌の端にのせてしまった。智はときに深く秘せられねばならない」と、司馬遼太郎は書く。
官兵衛の智をおそれた秀吉は、功あるにもかかわらず重く用いることをしなかった。
智をひけらかす者は、現代の社会でも敵をつくることが多い。智はもつべきだが、深く底に秘めて悟られないようにすることが、処世術の要だ。凡俗は消化不良の智をひけらかしたがるものだが、人目にはこれほど「滑稽」と映るものはないことを心にとめておきたい。
【作者】司馬遼太郎
【生没年】1923~96
【職業】作家
【出典】『新史太閤記』
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:失敗は終わりではないそれを追求していくことによって初めて失敗に価値が出てくる 無名と貧窮の歳月実はこの歳月こそ最も実り豊かな時代であったのだ 大事なことは読めないことを読もうとするんじゃなくて読めることをしっかりと読むことだ 恩を受けた人はその恩を心にとめておかなければならないしかし、恩を与えた人はそれを覚えているべきで
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名言名句の辞典について | ||
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名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141