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 何歳になっても「自尊感情」を高く持っていよう



「私にはこれができる」「私の力は役立つ」……こうした気持ちを「自尊感情」と呼びますが、この自尊感情には客観的な物差しはありません。いわば気の持ちよう。
どんなに能力があっても「私はダメだ」と自信のない人もいますし、少々ミスをしても「これくらい大丈夫」と自尊心を高く持ってチャレンジしていける人もいます。
自尊感情とはもともと教育現場で言い出されたものですが、自尊感情の高い子どもは成績が伸びていくことがわかっています。「ポジティブ・イリュージョン」の話にも通じることですが、「やればできる」というポジティブな気持ちを持っていると、実際にできるようになっていくのです。
ところが年をとってくると、この自尊感情を奪われることが多くなってきます。
今までなら簡単にできていたことができなくなったり、思うように体が動かなくなったり、忘れっぽくなったり。おまけに周囲の人からも「もう年なんだから」と年寄り扱いされているような気がします。
けれども、電車で席を譲ってくれたり、高齢者をサポートしてくれたりするのは思いやりです。その態度から「あなたにはできませんよ」「あなたには無理です」というメッセージばかり受け取っていると、「私はもうダメなのだ」「世の中の役に立たない人間なのだ」と自尊感情が低くなってしまいます。こうなると、もうどんどん老け込むばかり、ひがみっぽい老人の出来上がりです。
年をとっても自尊感情を高く持つためには、まず自分でそのように心がけることが大切です。自尊感情とは、自分の価値を自分で判断することです。自分で自分に敬意を持てるかどうか。他人の評価は関係ない。
「自分は年寄りだが、それなりの価値ある存在である」と言い聞かせ、自信を持ちましょう。
電車で席を譲られたら、「俺はそんなに年寄りに見えるのか」とがっかりせず、「若者に敬意を表された」とにっこり笑って、「ありがとう」と言えばいいのです。
自尊感情の高い老人のほうが、他人からも尊敬されるのは間違いありません。

【出典】 日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授))
60歳からの人生を愉しむ心理学

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  1. 60歳からの人生を愉しむ心理学>第6章 老いたときに後悔しない生>    >    何歳になっても「自尊感情」を高く持っていよう

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60歳からの人生を愉しむ心理学について
多くの人が60歳からの「人生の後半戦」「定年後」に対して、ネガティブなイメージを抱きがちです。本書では「老い」に無理に抵抗することなく、「豊かに」「軽やかに」「上手に」愉しみながら年を重ねていくコツを心理学的なアプローチを中心に紹介します。
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 60歳からの人生を愉しむ心理学


  • 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
  • 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
  • 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
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