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 エンディングノートを書いてみよう



死への準備で、最近大きく考え方が変わってきたことはまだあります。たとえば延命治療をするかどうか。臓器提供をするか。
臓器提供は、今では意思表示カードの他に、免許証の裏に意思表示の欄が設けられています。また、脳死状態に陥ったとき、家族の同意があれば臓器を提供できるように法律が変わりました。もしものときに自分はどうしたいのか? これも夫婦で話しておいたほうがよい話題です。
病気で余命何か月と宣告された人が、恋人や子どもに向かって手紙を残す。亡くなってしまった恋人から手紙が届く。亡くなった親から、成長するごとに毎年手紙が届く。映画や小説には、こんなテーマがときどき見られます。
普段はあまり考えなくても、いざとなれば伝えたいこと、言い残しておきたいことが、あるのかもしれません。思いもよらぬ突然の死を迎える人もいるのですから、余命を宣告されたつもりで、配偶者に向けて、子どもたちに向けて、友人に向けて、何を伝えておきたいか、一度考えてみるのもよいでしょう。
最近、「エンディングノート」という言葉が聞かれるようになりました。「遺書」を書くにはまだ早い。重病にかかったわけでもない。わざわざ遺書を残すほどの財産があるわけでもない。遺書というのは大げさだ。そんなとき、「エンディングノート」と呼べば、それほど抵抗感がないのかもしれません。
家族へのメッセージを実際に渡すのは恥ずかしくても、死ぬまでは誰にも見せないエンディングノートだと思えば、素直な気持ちが綴れるでしょう。生きている間は何度でも書き直せばよいのですから。
あなたの家には「家訓」はあるでしょうか? もし親から預かった家訓がないのなら、あなたが残したい家訓を考えてみてはどうでしょう。
「これだけは心に刻んでおけ」と言い残したい言葉。それはあなたの一生のエッセンスとも言えます。さて、エンディングノートに向かったとき、どんな言葉が思い浮かんでくるでしょうか?
人生の最後に後悔しないためにも、日々を充実させるためにも、ときには自分の死を考えてみることも悪くありません。

【出典】 日本実業出版社(著:渋谷昌三(目白大学教授))
60歳からの人生を愉しむ心理学

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60歳からの人生を愉しむ心理学について
多くの人が60歳からの「人生の後半戦」「定年後」に対して、ネガティブなイメージを抱きがちです。本書では「老い」に無理に抵抗することなく、「豊かに」「軽やかに」「上手に」愉しみながら年を重ねていくコツを心理学的なアプローチを中心に紹介します。
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 60歳からの人生を愉しむ心理学


  • 【辞書・辞典名】60歳からの人生を愉しむ心理学[link]
  • 【出版社】渋谷昌三(目白大学教授
  • 【編集委員】渋谷昌三(目白大学教授)
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