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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
6.その他
- 技術と歴史のあるそば屋といえば、これまでみてきた砂場、更科、藪、一茶庵、東家の暖簾だけではない。
●神田まつや
この店は、そば好きの人々には圧倒的な人気だ。
創業は明治十七年(一八八四)、三代目当主は小高登志氏。かんだやぶそば、茅場町長寿庵、蓮玉庵の指導を受け、江戸の技術を集めた安定した味を常に供している。また、上質の酒と共に、そば味噌、玉子焼き、わさびかまぼこなど、単純なつまみで居心地のよい時を過ごすことのできる店であることを特記したい。
●蓮玉庵
創業は安政六年(一八五九)。明治から大正、昭和にかけて、森鷗外、坪内逍遙、樋口一葉、斎藤茂吉、久保田万太郎など文人たちに愛されてきた店だ。六代目当主は澤島孝夫氏。関東大震災で歴史をしのばせるものすべてを消失したそうだが、名代の味は損なわれることなく受け継がれている。
●目黒長寿庵総本家
創業は明治十年(一八七七)。五代目当主栗田秀夫氏。白いそばではないが、田舎そばほど色濃くはない。店の周辺は会社・商店が多く、安くて旨いので、働く人たちには人気の店だ。もりそば四〇〇円という安さ。そばはもともと庶民の食べ物である。値を抑えて、多くの人に味わって貰いたいというのが、栗田氏の哲学なのだろう。
【出典】![]() |
東京書籍(著:見田盛夫/選) 「 東京-五つ星の蕎麦 」 |
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東京-五つ星の蕎麦について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
東京 五つ星の蕎麦

- 【辞書・辞典名】東京 五つ星の蕎麦[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】見田盛夫/選
- 【書籍版の価格】1,836
- 【収録語数】217
- 【発売日】2006-12-01
- 【ISBN】978-4-487-80147-3