見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 一般道路を使ったスポーツ【いっぱんどうろをつかったすぽーつ】


日本で最初の駅伝はどの道を走ったか?



さくら道国際ネイチャーランのように、一般道路を使ってさまざまなスポーツ、競技が行われているが、その代表的なものがマラソンと駅伝である。ではマラソンと駅伝、その歴史はどっちが古いのか。
一八九六(明治二九)年に開催された近代オリンピックの第一回アテネ大会で、マラソンの起源となったマラトンの古戦場から、アテネの競技場まで約三六kmの区間で競ったのが世界初のマラソンであった。現在の四二・一九五kmで行われた最初のマラソンは、第八回のパリオリンピック(一九二四年)である。
日本で最初のマラソンは、一九〇九(明治四二)年に神戸―大阪間(三二km)で行われた長距離競争で、この大会がきっかけとなって全国に普及していった。四二・一九五kmのフルマラソンは、一九四六(昭和二一)年に大阪市東別院から兵庫県川西市(JR川西池田駅)までを往復した全日本毎日マラソンが最初で、国道二五号と一七六号が使われた。昭和四〇年からは舞台を琵琶湖畔に移し、琵琶湖毎日マラソンとして現在も続いている。
駅伝とは、一般道路を利用した長距離リレー競争のことで、箱根駅伝が最も有名である。箱根駅伝が日本最初の駅伝だと思われがちだが、実は一九一七(大正六)年に、京都三条大橋と東京上野の不忍池間五八〇kmを、二三区に分けて争った「奠都(てんと)記念東海道五三次駅伝競争」が日本初、いや世界初の駅伝なのである。
箱根駅伝は三年後の大正九年からはじまり、今もその伝統は脈々と受け継がれている。奠都駅伝も箱根駅伝も、現在の国道一号線が使われた。
道路は物資輸送など経済活動のためばかりではなく、スポーツや祭りなど、文化活動の面でも重要な役割を果たしているのだ。

【出典】 日本実業出版社(著:浅井 建爾)
道と路がわかる事典

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 5060071
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:散歩道  松尾芭蕉  桜並木  松並木  

   


  1. 道と路がわかる事典>4章 道の由来と文化>    >    一般道路を使ったスポーツ
  1. ◆「一般道路を使ったスポーツ」の関連ワード

  2. 散歩道

  3. 松尾芭蕉

  4. 桜並木

  5. 松並木


A D

道と路がわかる事典について
"道を切り口に日本を旅する楽しみに出会う本。身の回りの生活道路の不思議から、古道の歴史、国道や高速道路、橋やトンネル、乗り物まで""道と路""に関する知識が満載。"
この言葉が収録されている辞典

 道と路がわかる事典


  • 【辞書・辞典名】道と路がわかる事典[link]
  • 【出版社】日本実業出版社
  • 【編集委員】浅井 建爾
  • 【書籍版の価格】1,620
  • 【収録語数】255
  • 【発売日】2001年11月
  • 【ISBN】978-4534033154










関連辞典
道と路がわかる事典 道と路がわかる事典 道と路がわかる事典 道と路がわかる事典