-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
正岡子規【まさおかしき】
- 13 俳人の正岡子規がなぜか野球の殿堂入り…意外な人のベースボール普及活動
2002年1月11日、近代俳句を創始した正岡子規が野球殿堂入りしたという、ちょっと不思議なニュースがテレビや新聞で報道された。
なぜ俳人の子規が、プロ野球選手でもないのに野球殿堂に入ることができたのだろう?
子規の殿堂入りは、我が国に野球を普及させようとした功績が認められたものである。
彼は東京大学予備門に在籍していた1884年、ベースボール(野球)というスポーツを知った。いたくこの競技を気に入った彼は、故郷の愛媛県松山市に、これを広めたと伝えられる。
また、デッドボールやファールをどう翻訳するかなどに頭をひねっていたことも判明している。
子規の幼名は、升というが、野球を「のボール」ともじって、ときには雅号に使用することもあったほど、野球が好きだった。
「まり投げて 見たき広場や 春の草」
「草茂み ベースボールの 道白し」
「九つの人 九つの場を占めて
ベースボールの始らんとす」
といったように、子規は多くの野球に関する歌も詠んでいるのだ。
ちなみに、子規のポジションはキャッチャーだったらしい。東京ドーム内の野球殿堂には、子規がバットを持った当時の写真が飾られている。
子規の地元・松山市では、市役所や子規記念博物館などに「正岡子規 野球殿堂入り決定」の垂れ幕が下がり、町じゅうが喜びに満ちた。JR四国も、松山市内の市坪駅の駅名に愛称「野球(の・ボール)」を付けることにしている。
【出典】![]() |
日本実業出版(著:河合敦) 「 日本史の雑学事典 」 |
A D |
日本史の雑学事典について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
日本史の雑学事典

- 【辞書・辞典名】日本史の雑学事典[link]
- 【出版社】日本実業出版社
- 【編集委員】河合敦
- 【書籍版の価格】1,404
- 【収録語数】136
- 【発売日】2002年6月
- 【ISBN】978-4534034137