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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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夏蜜柑丸漬[光國本店]【なつみかんまるづけ】
- 城下町・萩で、明治維新後の失業武士の救済のために植えることが奨励されたという夏ミカン。菓子の素材としても用いられ、今では萩みやげの筆頭となっているほど。中でも評判が高いのが光國本店。創業は江戸末期で、明治維新後に夏ミカン菓子の創製に力を注いだ老舗だ。
試行錯誤の末、明治13年(1880)に登場したのが、製造に3日かかるという苦心作の萩乃薫。細切りした夏ミカンの皮を糖蜜で煮てグラニュー糖をまぶしたもので、本来の味が凝縮され、甘くもほろ苦い味が心地よい。そして大正5年(1916)、夏蜜柑丸漬が誕生。一個丸ごとの夏ミカンの皮に、あっさりした羊羹を流し込み、自然の風味を存分に生かしつつ、菓子として洗練された味わいを持つ。熟練の技でも全工程に5日間かかるという、ゆるぎない萩の代表銘菓だ。ほかに、夏みかんマーマレードの缶詰も、ひと味違うと固定客が多い。
夏ミカンをそのまま生かした
萩の歴史をしのばせる果物菓子

【出典】![]() |
東京書籍(著:岸 朝子/選) 「 全国五つ星の手土産 」 |
A D |
全国五つ星の手土産について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
5つ星の手土産

- 【辞書・辞典名】5つ星の手土産[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】岸 朝子/選
- 【書籍版の価格】3,024
- 【収録語数】368
- 【発売日】2008年8月
- 【ISBN】978-4487801350
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