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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
▼キビナゴとイカナゴは大違い
- キビナゴの語源はいくつかある。体が黄色がかっているため、黄鮒(キブナ)から転じたという説。この場合のフナは魚の総称と考えていいだろう。吉備地方で多く獲れた小魚だから吉備魚子という説もある。吉備は今の岡山県と広島県の東部。鹿児島県では帯をキビといい、帯のある小魚という意味でキビナゴとも。この魚の体側にはたしかに幅広い銀青色のタテ帯がある。鹿児島県はキビナゴの一大産地だから、これも説得力がある。
大きさや形がイカナゴに似て、名もまぎらわしいため、よくまちがえられる。だが両者はまったく別種であり、縁も遠い。キビナゴは暖水性で南日本の海に多く、イカナゴは冷水性で北日本の海に多い。キビナゴは10センチ止まりだが、イカナゴは25センチ前後まで成長する。兵庫県の明石や神戸の名物「くぎ煮」はイカナゴを佃煮にしたもので、キビナゴではない。また、東京でコウナゴと呼ばれるのはイカナゴのことだ。お間違いのないように。
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京書籍) 「 旬のうまい魚を知る本 」 |
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旬のうまい魚を知る本について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
旬のうまい魚を知る本

- 【辞書・辞典名】旬のうまい魚を知る本[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京書籍
- 【書籍版の価格】1,836
- 【収録語数】650
- 【発売日】2002年8月
- 【ISBN】978-4487797776