見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 ワクチン【わくちん】


インフルエンザのワクチンが不足してしまう原因



インフルエンザの流行で学級閉鎖になるといった事態が起こらないよう、以前は学校で児童・生徒全員にインフルエンザワクチンを接種していた。こんな全幅の信頼が置かれていたインフルエンザワクチン予防接種も、平成に入ってから様相が変わってきた。インフルエンザにもいろいろなタイプがあり、その年の流行タイプが分からなければ予防接種しても無駄だとか、予防接種による副作用が報告されたりしたことなどを受けて、一九九四(平成六)年に予防接種法が改正され、学校での予防接種の義務がなくなったのだ。このことが、諸外国でインフルエンザが流行したとき、日本国内でワクチンが不足するという事態を招くことになった。それというのも、インフルエンザワクチンの製造過程では、ほかのワクチンをつくるのとは異なった特殊な培養体が必要で、急には増産できないからだ。その特殊な媒体が、鶏の有精卵だ。オス鶏とメス鶏を自然飼育し、交配がおこなわれて産み落とされるのが有精卵である。孵化させれば、当然ヒヨコが生まれる。スーパーで売られている卵は、養鶏場で大量生産される無精卵ばかりで、温めたところでヒヨコにならないのはご承知の通りだ。この有精卵の孵化途中でインフルエンザ・ウイルスを注入し、培養してから取り出した液がワクチンの原料になる。その後は数カ月をかけて様々な処理をし、ようやくインフルエンザワクチンになるが、そもそも有精卵少ないからどうしようもないのだ。予防接種法の改正によりインフルエンザワクチンの需要が減ったため、製薬会社はワクチン製造ラインを縮小した。それに合わせ有精卵の生産高も減少したのである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820978
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:倭国  ワシントンD.C.  惑星  ワイン  

   


  1. 雑学大全2>生活>健康    >    ワクチン
  1. ◆「ワクチン」の関連ワード

  2. 倭国

  3. ワシントンD.C.

  4. 惑星

  5. ワイン


A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2