見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 吉田茂【よしだしげる】


ワンマン宰相の処世術「ジョーク」



戦前の外交官という肩書きと、敗戦による人材の不足から、終戦直後の東久邇宮内閣と幣原内閣で外相の座に就いた吉田茂は、公職追放となった鳩山一郎の後を継いで自由党総裁となって首相の座につく。ところが、新憲法下の議院内閣制の実施で、選挙をして国会議員にならなければ、総裁の地位も首相の肩書きもなくすという状態に追い込まれてしまう。そこで、地盤を実父の故郷高知県に定め、一九四七(昭和二二)年、日本国憲法下での最初の選挙に臨むことになった。かつて実父が、この土地で立候補し、当選したことがあるとはいえ、苗字も異なる吉田本人を土佐っぽと見る地元の人は少ない。おまけに、彼はお坊ちゃま育ちだから座談は上手でも演説は最も苦手とするところだ。それでも選挙運動はしなければならぬと街頭演説をおこなうことになった。壇上に上がった吉田が外套を着たままなのを、聴衆が「演説をするなら、外套くらい脱ぐのが礼儀だ!」と野次を飛ばした。すると、彼は悠揚として迫らず、こう切り返したという。「なに、外套を着てするからガイトウ演説なんだ!」と。五次にわたる内閣の最後は、「バカヤロー解散」。彼は処世術は、ガンコとジョークであった。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 14820935
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:雷電爲右エ門  ライト兄弟  吉田兼好  よさこい  

   


  1. 雑学大全2>ヒトの不思議>人物    >    吉田茂
  1. ◆「吉田茂」の関連ワード

  2. 雷電爲右エ門

  3. ライト兄弟

  4. 吉田兼好

  5. よさこい


A D

雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
App store


雑学大全2

雑学大全2

  • 定価:480
  • 浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2 雑学大全2