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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
ボーナス【ぼーなす】
- 会社員として働く人間なら、誰もがボーナスを楽しみにしているものだ。さて、このボーナスというしくみは、かなりの日本企業に浸透しているが、そもそも誰がはじめたのか。ボーナスを最初に出したといわれているのは、現在の三菱商事の前身である三菱商会である。一八七六(明治九)年の年末にはじめて支給したといわれる。毎年支給されるようになったのは一八八八(明治二一)年からだという。もともとボーナス制度が生まれたのはアメリカだ。しかし現在の日本のものとは内容がずいぶん異なっている。アメリカでは、企業が利益を十分に受けたところの還元として払うのが通例だ。たとえば保険会社が加入者に掛け金の一部を割り戻したり、株主に特別配当金を支払ったりするのと同じである。これを、貿易などでアメリカとも関わりの深かった三菱商会が、日本式に社員に給料を還元支給する制度として取り入れ、それが他社にも広まっていったというわけだ。大正時代の終わり頃には、多くの会社に広まり、どうせ出すなら出費の多いときにという配慮から、「盆暮れ」、つまり六月と一二月にボーナスが支払われるようになった。ヨーロッパでも、アメリカと同じく、ボーナスは株主や加入者に対する利益還元制度が通例。となると、日本の会社員は恵まれているのかというと、実は支払い制度の違いだけで、ボーナスが多い会社はその分の基本給が抑えられているので、年一二回の均等払いでもボーナス制でも、年俸で考えればあまり差はないというところが本当だろう。ただ、こうまで日本企業の多くに浸透し続けるのは、給料以外に「賞与」を受け取ると、なんとなく得をした気分になるという日本人独特の感覚が染みついてしまったからだろう。
日本初のボーナスは、あの三菱
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305