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 ハワイ【はわい】


リゾート地ハワイのなかにある、伝統息づく個人所有の島



毎年七〇〇万人以上の観光客が訪れるハワイだが、ここには観光客はおろか地元住民でも入れない島がある。それがニイハウ島だ。ニイハウ島は、ハワイ群島の最も西に位置する。面積約二〇〇平方キロの死火山の島で、隣のカウアイ島からは約二八キロ離れている。ニイハウ島には電気も電話もなく、隣の島との船の定期便もない。公用語はハワイ語。島民は牧畜や農業で生計を立てている。いまでは見られなくなった、昔のハワイの伝統文化がいまに受け継がれている貴重な島だ。このニイハウ島に上陸できるのは、この島の所有者であるロビンソン家の人々とカウアイ郡の関係者のみだ。伝統的ハワイ文化をいまに伝える島が、ハワイアンの所有ではなく、ヨーロッパ人の所有になったのは、次のようないきさつからである。ニュージーランドからやって来たスコットランド系の裕福な未亡人のエリザベス・シンクレアが、ハワイが気に入って住む土地を探していたところ、ハワイ王国のカメハメハ五世が、ニイハウ島を買わないかと持ちかけたのである。エリザベスは、一万ドルの金貨とピアノ一台でニイハウ島の所有者になった。ただし、エリザベスがこの島の首長になって、ここに住む住民の生活の面倒を見るという条件付きだった。当時の一万ドルの金貨といえばたいへんな価値があり、灼熱の気候で不毛の土地だったニイハウ島の代価としては高すぎるものだったという。結局、エリザベスは、信頼する管理人に島の管理を任せ、自分は隣のカウアイ島へ土地を新たに購入し、そこで生涯を終えた。現在では、エリザベスの子孫にあたるロビンソン家の所有になっている。ニイハウ島が部外者厳禁の島になっているのは、ロビンソン家の意向というよりは、古きよきハワイの伝統文化を守ってほしいとの要望があるためだという。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全2

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雑学大全2について
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾。
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全2


  • 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487801305










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