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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
チンパンジー【ちんぱんじー】
- 厚生労働省の人口動態統計によると、二〇〇五(平成一七)年の平均初婚年齢(全国)は、男性二九・八歳、女性二八・〇歳。一九七五(昭和五〇)年と比較すると、男性で三・六歳、女性で三・七歳も遅くなっているのだが、いまも昔も変わらないのは、男性が女性より二歳ほど年上ということだ。結婚相手の理想年齢についてのアンケート調査でも、男性は年下の女性を望む傾向が読み取れるという。これが人間と同じヒト科に属するチンパンジーだと話がまったく違ってくるからおもしろい。チンパンジーのオスは、年齢の高いメスを好む傾向があるのだ。チンパンジーの場合、特定のパートナーを持たないので、結婚相手というより交尾相手なのだが、アメリカのボストン大学のグループがその傾向を調査して、米科学誌「カレント・バイオロジー」に発表している。このグループが、ウガンダのキバレ国立公園内でチンパンジーの集団を観察した結果によると、年齢が高いメスに関してはオス同士が奪い合いになるのに対して、若いメスにはあまり見向きもしないことがわかった。逆に若いメスは、交尾相手を自分から探さなければならず、積極的にアピールする行動が見られたという。なぜ年齢の高いメスをオスが選ぶのかは不明ということだが、種の保存と繁殖という自然界で求められる本能がそうさせているのではなかろうか。つまり、若いメスよりも出産経験や子育て経験のある熟女チンパンジーを選んだほうが、より確実に子孫を残せるというわけだ。「年上の女房は金のわらじを履いてでも探せ」とは、年上の女性のほうが家計のやりくりが上手だからということで生まれたことわざだが、このことわざ、チンパンジーの世界ではしっかりと実践されているようだ。
結婚相手の条件は、若さより子育て上手な熟女
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305