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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
スターリン【すたーりん】
- レーニンの死後、旧ソ連の最高指導者となり、独裁権力を振るった人といえば、スターリンだ。「スターリンの勝利の大会」「スターリン憲法」など、歴史の本でも、もちろんこの名前で登場する。しかし、彼の本当の名前は、「ヨシフ・ヴィサリオノヴィチ・ジュガシヴィリ」という。では、なぜ彼は本名とは似ても似つかない別の名前を使い、そしてそれが本名よりも名を馳せたのだろうか。革命家たるものは政府や官憲に追われるもので、なかでもスターリンは七回の逮捕歴を持ち、流刑などを繰り返していた。そのため活動の最中、自身を守るために様々な偽名を使うようになっていったのである。ダヴィド、ソセロ、イワノフ、ノワノビッチ、K・カト、コーバ、K・スタ、ソソ、ワシーリー、ベンシノベソ、チジコフ、……、これはすべてスターリンのペンネームである。ペンネームには比較的単純な名前ばかりが使われていたようだ。それもそのはず、長くてややこしい名前では、本人も覚えるのに一苦労であろう。数あるペンネームのうち、彼自身がいちばん気に入っていたのが、「鋼鉄の人」を意味するスターリンだった。党中央委員となり、機関紙『プラウダ』の編集などに携わった頃からこのペンネームを使用しはじめたという。その後、ロシア革命の立役者レーニンとともに十月革命武装蜂起を指導、レーニンの死後は社会主義工業化と農業の集団化を推し進めていった。党中央委員会書記長に選出されると、スターリンはその地位で独裁権力を振るい、一九四一年五月には人民委員会議議長(首相)までのぼりつめた。こうした活動により、スターリンという名は世に広まることとなったのである。スターリンという名はもっといえば、ペンネームではなく偽名であったともいえる。
本名は、「ヨシフ・ヴィサリオノヴィチ・ジュガシヴィリ」
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305