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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
捨印【すていん】
- マンションの賃貸契約を結ぶ、クレジットカードの申し込みをする、定期預金の口座をつくる……といった公式の書類にハンコを押した後、欄外の空白部分にもハンコを押すが、これを「捨印」と呼ぶ。既製の契約書などのなかには、わざわざ捨印を押す欄が破線で示してあったりする。サインで個人を特定する外国と異なり、日本はハンコ社会で、たとえ三文判でも書類が信用されることがある。そんな大切なハンコを、捨印という名で意味もわからず押すには、少し注意が必要である。捨印は、相手に「書類に訂正がある場合は勝手に訂正してもらってかまわない」という意味を持つからである。たとえばマンションの賃貸借契約書だとして、文中に誤字や脱字があったことが押印後にわかると、貸主も借主もに訂正印を押すために、書類を行ったり来たりさせなければならない。手間がかかるうえに時間だけがいたずらに過ぎる。そんな場合を考えて、あらかじめ訂正印の代わりに押しておき、信用で修正を任せるというのが捨印の意味なのである。訂正が誤字や脱字ぐらいならいいのだが、悪質な相手だと、最悪の場合は金額そのものを訂正されてしまうケースも考えられる。その可能性を考慮するなら、たとえ後に手間がかかるかもしれないとしても、押さないのが賢明ということになる。捨印とは、あくまで相手への信頼があるという前提で押すものなのだ。もちろん、一般的には、捨印を押さなくても契約書や申込書は有効だ。
そもそも何のために押さなければならないの?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305