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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
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・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
十二単【じゅうにひとえ】
- 十二単は、平安時代中期に完成した女性貴族の正装である。「十二」というからには、一二枚の衣を重ねたものだろうと思いきや、実際は一二枚の衣を重ねるわけではなく、一二枚以上のこともあれば、それ以下のこともあった。つまり、十二単はいわゆる俗語なのだ。正式名称は、「五衣唐衣裳」である。または、朝廷出仕の女官で部屋が与えられた者の朝服であったため、「女房装束」ともいわれた。着用法は、まず衣きぬを重ねて着る。次に小袖のうえに紅の袴をつけ、単、袿を重ね、その上に打衣、表衣、唐衣を着る。そして裳を腰にあてて結び、後ろに垂らして引いていた。奈良時代に裳は腰に巻いたものだったが、平安時代になって、衣服を数多く重ね着するようになったので、腰に巻くことができなくなったためである。袿は単色で数枚重ねて付ける。平安時代末期より、重ねの袿は五枚が適当として、五衣と称した。なお、衣はみな絹で、総重量は二〇キロほどにもなる。装飾品として檜扇を持つほか、髪に「釵子(かんざし)」などの飾りをつける場合がある。鎌倉時代以降は、朝廷でも平常は十二単を着ず、儀式のときのみ着用するようになった。
必ず十二枚というわけではない
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305