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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
シャリ【しゃり】
- 寿司屋では、もともと店員用の言葉だった「符丁」が、今では一般の人にもよく使われている。たとえば、ご飯のことを「シャリ」というが、この語源は、仏教で用いられるサンスクリット語(梵語)からである。二つの説があるが、一つは「シャリーラ」という単語で、これは本来はお釈迦様の「骨」という意味である。「舎利」「仏舎利」と呼ばれて尊ばれるものだ。二つめは、「米」という意味の「シャーリー」という単語だ。当時、米は非常に貴重なものだった。そこで、昔の僧たちは、米粒をお釈迦様の骨にたとえて「シャーリー」といい、いつしか米のことをそう呼ぶようになったという。また、米粒の形と火葬後のノドボトケの骨の形がとても似ていたことから、米を骨になぞらえるようになったともいわれているが、いずれにしても、お釈迦様にゆかりの尊いネーミングといえそうだ。ちなみに、このほかにも寿司屋の符丁には様々あるが、「ネタ」は「種」をひっくり返したもの、「サビ」は「ワサビ」の短縮形で、同じくワサビをあらわす「ナミダ」はそのままの意味から、「ガリ」はショウガの甘酢付けのことだが、「ガリガリ」という食感からだ。「アガリ」はお茶のことだが、これは食後にお客がお茶を飲んだら「一丁上がり」となるためとか、遊郭で来客時に出した「上がり花」が由来だとかいわれる。「ツメ」は「煮詰め」の短縮形、「ムラサキ」は醤油のことだが、高価だったことから高貴な色である紫を当てたとか、ただ単純に色が紫だからとかいわれる。
なぜ寿司屋では、ご飯のことを「シャリ」と呼ぶのか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305