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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
合目【ごうめ】
- 富士山の五合目までは車やバスでも登ることができるので、五合目までは行ったことがあるという人も少なくないだろう。五合目というのだから、当然、富士山の頂上である標高三七七六メートル地点までのちょうど半分、標高一八八八メートルの地点にあるのかと思えるが、実はそうではない。山の高さを一〇等分して、それを一合目、二合目と数えていくと考えるのが普通だが、山の何合目というときには、山登りの難易度が考慮されているようだ。山によっても違うのだが、難易度というのは、高さや道のりといった単純な距離の計算で出すものではない。一般的な山では、登りのはじめはなだらかで、頂上に近づくほど急になる。だから、単純に一〇等分してしまっては、頂上に近い合目よりも、裾野のなだらかな辺りの合目のほうが楽になってしまう。それでは正しい基準にならないので、難易度を考慮した上で合目間の道のりを決めているのだ。したがって、一般的には裾野のほうの合目間は、道のりが長い設定になっている。富士山の例でいえば、御殿場口から登った場合の一合目は標高一三〇〇メートルの地点、吉田口から登った場合の一合目は標高一五二〇メートルの地点になる。登山口が違うと、当然、斜面の角度も違うので、合目の地点も違ってくるというわけだ。ちなみに、吉田口登山道の場合、五合目は標高二三〇五メートルの地点になっている。なお合目の決め方には、これ以外にも諸説あり、登りながら米をまいていき、ちょうど一合がなくなった地点を一合目としたとか、夜の登山で提灯に使う油が一合なくなったところを一合目としたなどともいわれるが、俗説と思われる。
富士山の五合目は、頂上までの半分ではない
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305