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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
広告チラシ②【こうこくちらし】
- スーパーの安売りや小売店の閉店セールなどのチラシ、激安販売などのチラシにも黄色が使われる場合が多い。黄色が選ばれるには、いろいろな理由がある。まず第一には、危険を知らせる交通標識などにあるように、黄色の地に黒い文字は、視認性が高く、人の目には注目がいきやすい組み合わせであること。そのため、目立ちやすく、おのずと目に入ってくる色の組み合わせなのである。次に、色彩心理学的にいうと、黄色はトーンが明るく、人に軽い感じを与える。加えて親近感を持つ色なので、そこから「安さ」や「割安感」をイメージさせやすいといえるのだ。この説明でわかりづらい人には、黄色から説明するよりも、むしろ逆を考えてもらうとわかりやすい。黒や紺、こげ茶などの色はトーンも暗く、高級な感じがする色である。部屋のインテリアなどで、扉を白や黄色にしたときとこげ茶や黒にしたときを想像してほしい。前者は部屋全体が明るい雰囲気を演出できるのに比べて、後者は重厚感があり、高級な雰囲気を出すことができる。紙の広告でも同じことがいえて、高級な品物を売りたいときには、やはり黒や紺、こげ茶のほうが向いているが、黄色は向いていないのだ。黄色と同じく、赤も購買意欲をそそる色の一つ。赤には積極的で活発なイメージがあり、購入を積極的にさせる効果がある。だから黄色と赤という組み合わせも多い。また、赤には空間を狭く感じさせるという働きがある。いろいろな場所に赤が点在していると、その店が実際以上に品ぞろえがよく、にぎわっているような印象にする効果もあるのだ。とはいえ、チラシもデザインが悪いと、せっかくの色効果も期待できなくなってしまう。
なぜ安売り広告には黄色のチラシが使われるのか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305