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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
甲子園②【こうしえん】
- 甲子園球場で野球以外のスポーツ大会がおこなわれたことがある。甲子園開催としてはかなり意外なスポーツである。それは、スキーのジャンプ競技で、一九三八(昭和一三)年一月九日のことだった。大阪毎日新聞社主催の「第一回全日本スキージャンプ甲子園大会」である。ジャンプ台は、外野席からバックネットに向かって飛ぶように設置された。全長一四〇メートル、高さ三〇メートル、傾斜は三七度だった。雪はというと、この頃は人口降雪機があるわけではないので、自然雪をはるばる新潟県の信越本線田口駅(現・妙高高原駅)から運んできた。参加選手は二八名。観衆は四万人にもなり、大成功を収めた。優勝したのは、小樽中学出身の木村隆一選手。最長不倒距離は二七メートルだった。しかし、最長不倒距離が二七メートルとは、いくら昔とはいえ短すぎないだろうか。それもそのはずで、甲子園に無理やり設置したジャンプ台では規模が小さく、長い距離を飛ぶのは困難だったようだ。また、主力選手が、同じ日に北海道で開かれていた「第三回大倉シャンツェ建設記念大会」に出場していたこともある。こちらの参加選手は六〇余名。優勝したのは、安達五郎選手。最長不倒距離は七〇メートルにもおよぶ。いくら甲子園が広いとはいえ、それはあくまで球場としての話。スキージャンプをするには狭すぎるわけで、優勝した木村選手が二七メートルしか飛べないのは無理もない。なお、「第一回全日本スキージャンプ甲子園大会」と銘打ったこの大会だが、第二回大会がおこなわれた形跡はない。
昭和のはじめに、スキーのジャンプ大会の会場にもなっていた!
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305