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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
葛飾北斎②【かつしかほくさい】
- 数々の傑作を残した葛飾北斎は、自ら「画狂人」と名乗る変わり者だった。まず、引っ越しの回数が半端ではない。自分の家を持とうとせず、生涯において九十数回も引っ越したという。たびたび火災に遭ったり、部屋が汚れてくると、家財道具もほとんど持たず、筆一本で長屋を転々としたようだ。そんな貧乏暮らしなので、版元に借金をすることも多かったようだ。名古屋の版元・永楽屋に二両二分の借金を頼む手紙が現存しているが、それがおもしろい。役人が自分の画号を「へくさゐ」と勘違いして書いているという設定で、「ちょっとへくさゐを呼んで来いよ」「尻クサイ」という駄洒落にした。このユーモラスな手紙で彼は無事金を借り入れたらしい。そのほか遊び精神たっぷりの挿し絵入りの借用書も残されている。五番目の妻が死に、三女のお栄が離婚して戻ってきてからは、お栄と二人暮らしだったが、彼女も父と同じく天才絵師で、しかも駄洒落好きだったようだ。お栄の画号は「応為」というが、これは北斎が彼女のことを「おーい、おーい」と呼んでいたのを画号にしたのだといわれている。
自分も娘も画号は語呂あわせ。駄洒落が大好きな浮世絵師
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305