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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
- かっぱ橋【かっぱばし】
- 東京都台東区、西浅草と松が谷二丁目から三丁目付近の地区はかっぱ橋と呼ばれ、かっぱ通りを中心として、食器類、厨房用品、食品サンプルなどの専門店が数多く並んでいる。いわば料理人の聖地といった感があるが、なぜ「かっぱ橋」などというユニークな名で呼ばれているのだろうか。一説には、ここに住んでいた武士の内職と深い関わりがあるとされている。昔、金竜小学校あたりには、伊予新谷城主の下屋敷があった。そこで働く下級武士や足軽たちは、あまり裕福ではなく、雨あま合がっ羽ぱをつくる内職に励んでいた。天気のよい日には、彼らが内職でつくっていた雨合羽が、橋にズラリと並んでいたため、雨合羽が干されている橋ということで、いつしか「かっぱ橋」と呼ばれるようになったという。ここの武士の内職が雨合羽をつくることだったのは、この地域が低地で水はけが悪く、いつも雨に悩まされていたことが大きな理由といえる。このような環境からか、もう一つかっぱ橋の由来とされる伝説もある。水はけが悪く苦労していたため、合羽川太郎という人が、私財をなげうって水はけをよくするための掘削工事に着手した。しかし、工事は思うように進まなかった。その状況を見ていた河童が、川太郎のおこないに心を打たれて工事を手伝い、見事完成させた。そこから、河童の名をとり、「かっぱ橋」と呼ばれるようになったという。かっぱ橋地域が、厨房用品や食器などの専門街として発展しはじめたのは明治以降のこと。浅草の繁華街の西側という立地から、商人が集まりはじめて小道具の店が多く並ぶようになり、いまのような「かっぱ橋道具街」の様相を呈するようになった。
料理人の聖地「かっぱ橋道具街」そもそもの地名の由来は?
【出典】 |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2
- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305