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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
色②【いろ】
- 色っぽいという言葉がある通り、「色」にセクシーなイメージを重ねることがある。なかでもエッチな色といえば、ピンクだろう。アダルト映画のことを俗に「ピンク映画」といったり、風俗の店を「ピンクサロン」といったりする。一説には、ピンク色は桃の花の色なので、そこからひな祭りの色となり、女性をあらわす色になったという。また、昔話の『桃太郎』が桃から生まれるのは、桃は女性の子宮を意味しているからだという人もいる。もっとも、いつの頃からピンクが女性のイメージになったかは定かではない。平安時代、男女の秘めごとを「色ごと」といい、ひっきりなしに美女を求めることを「色ごのみ」といったりはしたが、この頃はまだ漠然と「色」といっており、とくにピンクに限定していたわけではない。ところで、ピンク色を見てエッチな色と感じるのは日本人だけのようだ。英語圏では、アダルト映画のことをピンク映画とはいわず、「ブルー・フィルム」という。もともとハードなアダルト映画の画像は青みがかっていたので、そう呼ばれるようになったといわれているが、なぜブルーがエッチな色なのかは定かではない。日本人の感覚では、ブルーといえば気分を鎮める色であり、ブルーのイメージでは、ベッドで燃えるのはなかなか難しいかもしれないが……。おもしろいのは、アダルト映画がスペインにいくと、「シネ・ヴェルデ(緑映画)」となり、中国にいくと「黄色録音帯」となること。つまり、スペインならグリーン、中国ならイエローがエッチな色になるわけだ。ところ変われば、こんなにも色のイメージも変わるのである。
英語圏では「ピンク」ではなく、なんと「青」がイヤラしい!
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305