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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪) 
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり) 
 イモリ【いもり】- 子どものときのいたずらの経験から、イモリを捕まえても自らシッポを切って逃げ、その後、そのシッポは再生するということぐらいは知っているだろう。確かにシッポが再生するだけでもすごいのだが、実は足まで再生させる力がイモリにはあるらしいのだ。イモリの四本の足は、どれを切ってしまっても再生する。切断したあとは再生芽という未分化の細胞が増殖し、そこから新しい組織がつくられていくのである。ある実験では、たとえば前足を切ったときにできた再生芽をすでになくなっている後ろ足に移植しても、ちゃんと後ろ足ができたという結果が出ている。この再生芽が万能で、シッポにも足にも脅威の力を与えてくれているのである。もともと、イモリは、北アメリカ、ヨーロッパ、アジアの一部に分布する、水中生活と陸上生活の両方を送る生物。種類によってその生活の仕方は様々で一概にはいえないが、繁殖期には水中で生活を送る種類が多い。メスは水中に産卵し、卵はそこで孵化する。その後、幼体から成体になるまで一年近く水中ですごすのだ。そしてその後に、エフト段階と呼ばれる陸上生活をする段階に入る。その年数は種類によって異なるが、大体一?七年間程度である。この間に何かあった場合、驚異の再生活動をする。イモリになぜこのような高い再生能力がついたのかはまだわかっていないが、このイモリの原理を研究して、人に応用できるものはないだろうかと、様々な研究が日夜進められているようだ。
 
イモリが再生できるのは、シッポだけではない!
						【出典】 								 | 
															
																東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」  | 
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| この言葉が収録されている辞典 | 
雑学大全2
							- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
 - 【出版社】東京書籍
 - 【編集委員】東京雑学研究会
 - 【書籍版の価格】2,160
 - 【収録語数】1,000
 - 【発売日】2004年8月
 - 【ISBN】978-4487801305
 
	


										
											
