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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
アンデルセン【あんでるせん】
- 『人魚姫』『赤い靴』『雪の女王』『はだかの王様』『みにくいあひるの子』などの童話で知られるハンス・クリスチャン・アンデルセンは、コペンハーゲンに出て役者をめざしているとき、篤志家の目にとまって学業を修め、詩作に親しみ、少しずつ作品を発表するようになった。彼の名が世に出たのは、イタリア旅行の印象を綴った『即興詩人』だったが、続いて発表した童話集は不評だった。おとぎ話はしょせん子ども向けで、文学的価値がないというのだ。しかし、第二集、第三集と続けるうち、やがて昔話とは違うその新しさや独創性に、作品的価値が認められていく。故郷では名誉市民となり、生前に作品が一五カ国語に翻訳され、葬儀に際しては国中が喪に服したというデンマークが誇る作家である。彼の童話のなかでもよく親しまれている『みにくいあひるの子』は、まるで彼自身の物語のようでもある。何しろハンスは、恋しても恋しても、女性にフラレ続け、生涯を独身で終えたからである。その意味では、みにくいあひるの子は、ついに白鳥になることなく終わったことになる。ハンスが最初に愛したのは、ラテン語学校の同級生の姉だが、人より遅れての入学だったから、姉とはいえ彼女は一歳年下、ハンス二五歳のときのことだ。ただ彼女にはすでに婚約者がおり、この恋は初恋の定石通り実らなかった。二人目の恋の相手は彼を進学させてくれた恩人の娘、三人目は恩師の娘と恋は続くが、どちらも身分の違いや財産のなさにためらっているうち、彼女たちはほかの男性と結婚したため、気持ちを伝える前に終わってしまうありさまだった。四人目は、旅先で宿泊したスウェーデンの男爵令嬢。彼の作品『絵のない絵本』に登場するのと同じ名前のマチルダ・バルクだ。マチルダがハンスに送った手紙が、旅行中の彼の手に渡らなかった不運もあって、彼女はほかの男性と婚約した後、急死してしまう。そのとき、すでにハンスは最後の恋のとりことなっていたが、相手はスウェーデンの歌姫。しかしこれも、彼女には婚約者がおり、やはり失恋に終わったのだった。
世界一モテない男?フラレっぱなしの文豪
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305