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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
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アンデスメロン【あんですめろん】
- マスクメロンと同じように、表面に網目のある青肉系のメロンである「アンデスメロン」。その名の由来はというと、きっとアンデス地方の原産だろうと憶測したくなるが、実はアンデス地方とは縁もゆかりもない。メロンの原産は北アフリカである。それなのになぜ、「アンデス」の名を冠しているのかというと、この「アンデス」はアンデスでも、「アンシンデス(安心です)」の略語なのである。本当は「アンシンデスメロン」という名で売り出す予定だったのだが、センスがないという意見があり、ここはカッコよく(?)「アンデス」という短縮形としてネーミングしたというわけだ。アンデスメロンがお目見えしたのは一九七七(昭和五二)年、株式会社サカタのタネが品種改良の末、開発した。親株の一方はマスクメロンだが、もう片方の親株については公表されていない。マスクメロンのような味わいのわりには価格が手頃とあって、メロンのなかでも人気が高い。それにしても、開発当時は、いまのように栽培の安全性がクローズアップされてはいなかった。にもかかわらず、「安心」をわざわざ強調したのはどうしてだろう。アンデスメロンの「安心」とは、消費者が食べて「安心です」という意味なのはもちろん、農家がつくるのにも「安心」で、八百屋さんが売るのにも「安心」との意味だそうだ。アンデスメロンは害虫がつきにくく栽培しやすい品種なので、農家にとってはつくるのが「安心」。病気をしにくいから、消費者は食べて「安心」。そして、八百屋さんにとっては、人気のメロンでよく売れるので、商売の上でも「安心」といったところだろうか。
名前についているアンデスとは、実は「安心です」の意味だった!
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全2 」 |
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雑学大全2

- 【辞書・辞典名】雑学大全2[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487801305