-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
メトロノーム【東京雑学研究会編】
- メトロノームは、演奏のテンポをとるためにかかせない音楽用機器である。振り子時計のようなこの機械の速さは一分間に刻む数で表示され、四〇~二〇八の範囲が普通である。
この機械、ドイツ人のヨハンネス・メルツェルが発明したといわれているが、実際にはオランダ人のディートリッヒ・ヴィンケルが一八一二年頃にすでに発明している。
では、なぜ発明者の名前が違うのかというと、このヨハンネス・メルツェルとディートリッヒ・ヴィンケルは、そもそも友人関係だったらしい。
ある日のこと、ディートリッヒ・ヴィンケルは、メトロノームの作り方をヨハンネス・メルツェルへ、それはそれはていねいに教えてしまったのだ。
作り方を教わったメルツェルは、さっさと特許権をとってしまった。
そして、一八一六年、メルツェルはメトロノームを自身の発明品として売り出し、このおかげで大もうけをしたといわれている。
その翌年のこと、ベートーベンがはじめてこのメトロノームを使って作曲をしたといわれている。
彼の交響曲第八番は、全楽章にわたって、メトロノーム記号がついている。
もじゃもじゃ頭のベートーベンが、トレードマークの髪を振り子のように振りながら、メトロノームを使い作曲をしたかとおもうと、なんとも楽しい話である。
§メトロノームをはじめて使った音楽家は誰?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
A D |
雑学大全について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473