見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 バニラビーンズ【東京雑学研究会編】


§バニラビーンズは何の種?



アイスクリームや、生クリームを使った洋菓子に欠かせないのがバニラの香り。甘く優しい香りは、お菓子の味を引き立てている。
通常、家庭でお菓子を作るときは、ビン入りのバニラエッセンスを使って香りをつけるが、高級洋菓子店などの生クリームをよく見ると、小さな黒い粒が点々と入っている。これが、「バニラビーンズ」と呼ばれる香りのもとである。
ビーンズといっても、豆ではない。バニラは蘭科の植物で、中南米のジャングルに自生している。香りの主成分はバニリンと呼ばれ、熱病やヒステリーにも効果があるとされてきた。
バニラはつるで伸び、淡い緑色のトランペット型の花をいくつも咲かせる。この果実が、長さ一五~三〇センチの長さのバニラビーンズである。豆のさやのような形をしているのでこう呼ばれるが、中にあるのは豆ではなく、黒い小さな粒々。つまり、バニラは蘭の果実なのである。
緑色のバニラビーンズは、やがて黄色になり、四~五か月経つと紫がかった褐色に変わる。現在、バニラは世界の各地で栽培されているが、収穫したままのバニラビーンズは、さほど香りはせず、発酵させてはじめて、あの芳香が出る。
発酵の方法はさまざまだが、完熟前の黄ばんだ頃のバニラビーンズを、さっと熱湯につけて日に干したり、密閉した容器に入れて毛布にくるむことを何度も繰り返すという、何日もかかる作業である。
ゆっくり発酵させたバニラビーンズは、しだいに褐色になり、芳香を発するようになる。長くしわの多い形状のバニラビーンズを束ねて出荷することになるのだが、日本でも、洋菓子素材の専門店で見ることができる。
バニラエッセンスは、果実の周囲の果肉から出た液を、アルコールで抽出して作ったものである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670771
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:羽根つき  ハネムーン  花火    

   


  1. 雑学大全>生活>食べ物    >    バニラビーンズ
  1. ◆「バニラビーンズ」の関連ワード

  2. 羽根つき

  3. ハネムーン

  4. 花火



A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全