-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
ナマケモノ①【東京雑学研究会編】
- その名に恥じない怠けぶりで、知れば知るほどうらやましくなるのが、ナマケモノのライフスタイルである。
私たちはナマケモノというと、木の枝にだらーんとぶら下がっている姿を思い浮かべる。だが、写真などでおなじみのあの格好も、実は移動中の姿で、ナマケモノにとっては、精一杯活動しているところなのである。
徹底した樹上生活を送るナマケモノは、一日のほとんどを、自分の気に入った枝でじっと座ってすごす。
また、生き物にとっては生存の絶対条件で、最大の楽しみであるはずの食事さえ、手抜きですませる。彼らが食べるのは、セクロピアなどの木の葉だが、できるだけ手の届く範囲で食事をすませようとする。努力してまで、食べ物をとろうなどとは考えないらしい。
しかも、口に入れた葉を、よくよく噛もうとはしない。それでも消化できるのは、胃がいくつにも分かれており、そこに食物繊維を分解できるバクテリアがいるからなのである。つまり、草食に最も適応した動物のウシの胃と、同じ仕組みになっているのだ。
その上、胃袋に食べ物が入ったという情報が脳に届くのが遅いので、ひっきりなしに食べ続けることになる。胃は常に満杯で、ときには体重の三分の一が胃袋という事態を招き、その消化に一か月もかかるという。だからといって、胃がパンクすることもなく、バクテリアがじっくり消化してくれるのだ。
§「ナマケモノ」はどれほど怠け者なのか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
A D |
雑学大全について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473