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シマウマ【東京雑学研究会編】
- くっきりした白黒の模様が特徴のシマウマやパンダ。あれほど明確に色分けされているのだから、地肌にも白黒模様がついているのだろうか?
毛を剃ってみればわかることだが、どちらも近づくこともできない動物なのだ。毛を剃るなんて、とんでもないことで、実行は不可能である。だが、実際に毛を剃ってみた人がいるのである。
それは、手術や人工授精をする獣医さんたちで、地肌の色を見るためではないのだが、彼らの証言によると、地肌には模様はなく、シマウマは褐色かグレー、パンダは黒っぽい灰色の無地だそうだ。そう言えば、生まれたばかりのパンダの赤ちゃんの様子をニュース映像で見ることがあるが、生まれたばかりのイヌやネコと同じように全身がピンク色で、模様はついていなかった。
ちなみに、トラやキリン、チーターなどの、黄色と黒、または褐色の模様がある動物も、地肌は肌色で、模様はついていないという。
哺乳類の毛や肌の色は、メラニン色素によって決定される。メラニン色素は、主に黒や黄色、褐色を提供し、ほとんどの動物は、この色素を作るメラニン細胞を、肌ではなく毛乳頭に持っている。毛乳頭にあるメラニン細胞は、成長する毛に対して色素を供給する。そのため、肌は無地でも、毛に色がつくのである。
人間は例外で、肌にもメラニン細胞があるので、世界にはいろいろな肌の色の人がいるのである。ただし、毛の色と肌の色が一致しているわけではなく、私たち日本人が髪の毛や眉毛を剃ったからといって、そこの部分の地肌が黒いわけではない。
ところで、白と黒のだんだら模様の牛は、地肌にも毛と同じ模様があるという。牛も人間と同様に、地肌にもメラニン色素を持っており、しかもそれが毛の色と一致しているのではないかと考えられている。
§シマウマやパンダは、地肌にも模様が付いているのか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473