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ギプス【東京雑学研究会編】
- 骨折をしてしまうと「ギブス」で骨を固定する必要がある。ん? ちょっと待って。この「ギブス」、ギブスでいいの? それともギプスなの?
正解は「ギプス」。これはドイツ語が語源となっており、その綴りは「Gips」である。そして、その意味は体を一定に保持するために使われる固定材料ということ。包帯で巻いて、その間に硫酸カルシウムの粉末を挟み、湯や水を使って固着させていくのである。
この「ギプス」が最初に使われたのは一九世紀のことである。しかも、ドイツではなくオランダであった。オランダ軍のマチイゼンという軍医が骨折の応急措置用に考案したのである。
マチイゼンは、お湯をかけると急速にかたまるという石膏の性質を利用して、少しでも早く固定した方がいいと、骨折の処置に使うようになった。あらかじめ、包帯に石膏を塗っておき、使うときにお湯につけて巻いていけばいいというように考えたのだ。
日本人は「ギブス」と言ってしまうようだが、正しいのは「ギプス」。これを機に、正確に発音したいものである。
§ギブス? それともギプス?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
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雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473