見出し語 全文検索 [ランダム検索]

  • 今日のこよみ
    ・2019年(平成31年/)
    ・12月(師走/December)
    ・19日
    ・木(Thursday)
    ・二十四節気
    ┣「大雪」から12日
    ┗「冬至」まで3日
    先負
    ・十支:(かのえ)
    ・十二支:(とら)
    月齢:22
    月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
気づいた点・不具合・要望など、何でもひとことくださいませ



※返信が必要な場合は問い合わせフォームへお願いします 送信

 火事場のバカ力【東京雑学研究会編】


§「火事場のバカ力」は本当にあるのか?



火事場のバカ力」という表現は、ほんとうに火事にあった場合に限らず、日常生活でもよく使われる。普段発揮したことのないような能力で、何かよい結果を招いたときなど、「アラ、火事場のバカ力かしら……?」などとよく言う。ほんとうの火事や地震の現場では、まさに、この言葉どおりのことが起きるという。
必死になって、大切な重いタンスを運び出したり、身の安全を図ろうとして、自分では思いもよらないようなすごい筋力を発揮することがあるという。まさに怪力を出すのである。
人間の筋肉とそのはたらきは、どうなっているのだろう。細長い細胞が束になった筋線維からできている筋肉は、運動神経を通じて伝わった脳からの指令によって、収縮や弛緩を繰り返し、仕事をしている。しかし、日ごろの仕事では、筋肉は一〇〇%の能力を発揮していないそうだ。
重すぎて腰を悪くしないか、骨を折らないかというように、理性的な判断が加わっているからである。つまり、脳から抑制の命令が出て、適度な収縮により、難なくできる範囲のことしかしていないことになる。筋肉の持っている能力の五分の一くらいしか発揮していないそうだ。
ところが、火事や地震の緊急時には、普段の抑制が解除され、筋線維がフル稼働状態になる。さらに、交感神経のはたらきも加わるそうだ。普段は、人間の意志とは関係なく、心臓や呼吸などの働きを維持している交感神経が、筋肉に対しても「もっと働け!」と指令するのだ。
脳からの抑制が解除されると、筋肉は断面積一平方センチメートルあたり、最大一〇キログラムの物を持ち上げる能力があるという。ということは、成人男子で片腕の断面積が平均二五平方センチメートルだから、二五〇キログラム持ち上げられることになる。何と両腕で五〇〇キログラム持ち上げる能力だ。軽自動車一台分に相当するではないか。
ちなみに瞬間的に発揮される火事場のバカ力に、筋肉痛はともなわないそうである。

【出典】 東京書籍(著:東京雑学研究会)
雑学大全

JLogosエディター

JLogos編集部

JLogos編集部です。…>>続き

キュレーターページ(外部)

まとめ一覧

プロフィールを見る

プロフィールを閉じる


  • 12670193
    0
    しおり
  •      
  •      



▼お隣キーワード:カズノコ  風邪  カジノ  火事  

   


  1. 雑学大全>ヒトの不思議>人体    >    火事場のバカ力
  1. ◆「火事場のバカ力」の関連ワード

  2. カズノコ

  3. 風邪

  4. カジノ

  5. 火事


A D

雑学大全について
“働きバチは1日6時間しか働かない”,“下手な医者をなぜ「ヤブ」と呼ぶのか?”,“『浦島太郎』のカメはオスかメスか?”……のような知的好奇心そそる雑学の集大成。なんと全1000項目!!
この言葉が収録されている辞典

 雑学大全


  • 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
  • 【出版社】東京書籍
  • 【編集委員】東京雑学研究会
  • 【書籍版の価格】2,160
  • 【収録語数】1,000
  • 【発売日】2004年8月
  • 【ISBN】978-4487799473










この書籍の関連アプリ

 アプリ


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
App store


雑学大全

雑学大全

  • 定価:480
  • 「働きバチは1日6時間しか働かない」...>>続く
Google Play

関連辞典
雑学大全 雑学大全 雑学大全 雑学大全