-
今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
蚊①【東京雑学研究会編】
- みんなでキャンプに行ったら、全身を蚊にさされてひどい目にあった人と、全くさされず涼しい顔をしている人がいた。何か所もさされた人は、「俺は、いつも蚊に好かれるんだよ」とぼやいていたが、蚊にも、好みのタイプがあるのだろうか?
蚊が好む要素というのは、確かにある。汗の臭い、三六度の温度、そして呼吸によって放出される炭酸ガスの三つである。
汗をかきやすい人と、そうでない人では、発散する臭いの量も違う。蚊は、汗っかきの人に寄っていくことだろう。
三六度の温度は、ズバリ人間の体温であるし、ほかの多くの動物も、大体このくらいの体温である。蚊には、対象物がこの温度になるとさすという本能がある。だから、体温がやや高めの人は、離れたところにいる蚊をもおびき寄せてしまうのである。
どんな人でも、呼吸をしている限り、炭酸ガスを放出している。皮膚呼吸によるわずかな量の炭酸ガスにさえ、蚊は敏感に反応してやって来るのだ。活発に動いて、多くの炭酸ガスをまき散らすなら、なおさらのことである。
酒を飲むと、この三つの条件をすべて満たすことになる。アルコールを摂取すると、体温が上昇して、汗をかく。しかも、酒を飲んだ人は、おおかたよくしゃべるし呼吸も荒くなるので、放出される炭酸ガスも増えるのだ。「蚊に好かれる」と言う人は、思い当たるふしがないだろうか?
さらに、どの血液型の人が、いちばんさされやすいかを調べた実験がある。
A型、B型、O型、AB型の人に分けた、いくつものグループを作り、そこにハマダラカを放してみたところ、最も多くさされたのはO型の人たちだった。また、人をさした蚊を集め、その血液を回収したところ、やはりO型の血を吸った蚊が多かった。
血液型を決定する物質は、汗にも含まれている。蚊はその臭いから、O型の人を選んでさすのだろうと思われる。
§蚊はどんな人を好むか?
【出典】![]() |
東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」 |
A D |
雑学大全について | ||
|
この言葉が収録されている辞典 |
雑学大全

- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
- 【出版社】東京書籍
- 【編集委員】東京雑学研究会
- 【書籍版の価格】2,160
- 【収録語数】1,000
- 【発売日】2004年8月
- 【ISBN】978-4487799473