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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪) 
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 イソギンチャク【東京雑学研究会編】- イソギンチャクは和名で磯巾着と書く。その字のごとく巾着に似ていることからこの名前がついたのだ。
赤や緑や紫と色も形もおもしろく、岩などに着生している海の生物だ。
現在、世界で約八〇〇以上の種類が確認されているといい、クラゲと同様に毒があり、恐ろしい一面を持っている。
うっかり刺されてしまったら、痛みとともに赤く腫れあがってしまうので注意が必要だ。
クラゲが毒を持っていることはよく知られているが、イソギンチャクが毒を持っていることは、あまり知られていない。
デンキクラゲなどは、水族館へ行くと「水槽に手を触れないでください」と丁寧に注意書きまで貼られているが、イソギンチャクの水槽に注意書きが貼られているのはまれだろう。
インド洋付近に生息するシー・ワプスなどは、デンキクラゲよりもはるかに毒が強いクラゲで、これに刺されると死亡する。
しかし、イソギンチャクもこれらのクラゲと同様に、強い毒性を持っているのだ。
イソギンチャクには外敵を突き刺す「刺胞」という細胞があり、この刺胞の中に毒をひそめていることがわかっている。
毒の種類は、神経毒と血液毒の二つであり、神経毒はさそりの毒によく似ている。つまり、自然のうちに筋肉が麻痺していくおそろしい毒なのである。
しかもこの毒、甲殻類には、致命的に毒性を発揮させる。幸いなことに、ほかの生き物には、それほど効果を発揮しないことがせめてもの救いである。 
§イソギンチャクが持つおそろしい神経毒
						【出典】 								 | 
															
																東京書籍(著:東京雑学研究会) 「 雑学大全 」  | 
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| この言葉が収録されている辞典 | 
雑学大全
							- 【辞書・辞典名】雑学大全[link]
 - 【出版社】東京書籍
 - 【編集委員】東京雑学研究会
 - 【書籍版の価格】2,160
 - 【収録語数】1,000
 - 【発売日】2004年8月
 - 【ISBN】978-4487799473
 
	


										
											
