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 仲秋の名月【ちゅうしゅうのめいげつ】


十三夜の月を愛でるのは日本だけ



 仲秋は三秋(初秋・仲秋・晩秋)の中の月で中秋とも表わす。旧暦八月の異称である。
 中国では旧暦八月の望(満月)の日を、中秋節・八月節と呼び、菓子や果物を月に供える風習があった。月餅は中秋節の供物である。
 日本でも古くから月見団子を供えて十五夜の月を愛でる風習があった。日本では旧暦九月一三日にも月見をする。これは「十三夜」あるいは「後の月」と呼ばれ、中国にない風習である。収穫祭を兼ねて里芋や豆を供える地方もある。これを芋名月豆名月という。東北地方では八月の十五夜豆名月、九月の十三夜芋名月と呼び、西日本では逆に、八月の十五夜芋名月、九月の十三夜豆名月と呼ぶところが多いという。

【出典】 日本実業出版社(著:吉岡 安之)
暦の雑学事典

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身近な話題から歳時記まで、暦の蘊蓄が盛り沢山。「暦はなぜコヨミというのか」「一週間はなぜ七日なのか」「曜日名は世界共通ではない」など知っているとちょっと楽しい知識を紹介。
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  • 【辞書・辞典名】暦の雑学事典[link]
  • 【出版社】日本実業出版社
  • 【編集委員】吉岡 安之
  • 【書籍版の価格】1,404
  • 【収録語数】198
  • 【発売日】1999年12月
  • 【ISBN】978-4534030214










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