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今日のこよみ ・2019年(平成31年/猪)
・12月(師走/December)
・19日
・木(Thursday)
・二十四節気
┣「大雪」から12日
┗「冬至」まで3日
・先負
・十支:庚(かのえ)
・十二支:寅(とら)
月名(旧歴日):下弦の月/下つ弓張(しもつゆみはり)
義務心を持っていない自由は本当の自由ではない
- 【名言名句】
義務心を持ってい
ない自由は本当の自由ではない
【解説】
われわれの住む社会では相互協力して生活しなければならないが、この協力は決して個人の自由を侵すものではない。自由とは、自分の意志で物事を決定することであり、それには当然、社会の一員として、自分の行動を律する責任と義務がともなう。無責任、野放図な自由は反社会的である。
「自由は不自由の中にあり」といったのは福沢諭吉だった。義務と責任を負わせられると感じるならば幾分なりとも不自由にちがいないが、義務と責任を負うと自らが主体的に意志するならば、そこにはもう不自由はない。
【作者】夏目漱石
【生没年】1867~1916
【職業】作家
【参考】これは、学習院で行われた「私の個人主義」という講演の中の言葉である。イギリスの自由の考え方について「自分の自由を愛するとともに他の自由を尊敬するように、こどもの時分から社会的教育をちゃんと受けているのです。だから彼らの自由の背後にはきっと義務という観念が伴っています。」と披露している。
【出典】![]() |
あすとろ出版(著:現代言語研究会) 「 名言名句の辞典 」 |
▼お隣キーワード:自由と我儘との界は他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり 心の中にある絵をしばらくの間逆さまに懸けてみるのは常にいいことだ 自分は一個の人間でありたい誰にも利用されない誰にも頭をさげない一個の人間でありたい 人間は自由でありつねに自分自身の選択によって行動すべきものである
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名言名句の辞典について | ||
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この言葉が収録されている辞典 |
名言名句の辞典

- 【辞書・辞典名】名言名句の辞典[link]
- 【出版社】あすとろ出版
- 【編集委員】現代言語研究会
- 【書籍版の価格】1,728
- 【収録語数】700
- 【発売日】2008年4月
- 【ISBN】978-4755508141